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出版社内容情報
80万部突破! コミカライズ開始! 海外翻訳オファー続々!
ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし「長編小説」!
タイトルは『変な絵』。
あなたも、何かがおかしい9枚の絵の「謎」が解けますか? とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』……。
いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!? その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる!
今、最も注目を集めるホラー作家が描く、戦慄の国民的スケッチ・ミステリー!
※前作『変な家』の“キーマン”栗原も登場!
※購入者「全員特典」として、雨穴による第一章「風に立つ女の絵」オモコワ朗読動画(1時間)つき!
内容説明
見れば見るほど、何かがおかしい?不穏なブログ、消えた男児、惨殺死体、補導少女…「奇妙な絵」に秘められた衝撃の真実とは!?9枚の「図絵」がからみあうスケッチ・ミステリー。
著者等紹介
雨穴[ウケツ]
ホラーな作風を得意とするウェブライター。白い仮面と黒い全身タイツが特徴的で、ユーチューバーとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
752
『変な家』よりはこちらの方が好きです。物語にあっという間に引き込まれました。全く関係ない別の話がちょっとずつ書かれているかと思いきや、やや強引な感じもありましたが巧く最後に繋げていると思います。過去と現在を行ったり来たりする時系列や、登場人物がやや多いので、時間を開けずに一気に読む方が良いと思います。山の絵やレイヤー構造、美術の専門知識がある人にはすぐ謎が解けるのかな?2022/12/21
ニカ
714
一作目よりも、ホラーやミステリー要素が分かりやすく面白かった。栗原さんの出番が少ししか無かったのが残念だが、最後までドキドキしっぱなしだった。2022/10/27
Kanonlicht
712
前作よりもストーリー性があって面白かった。絵の謎についても、どんな状況で描かれたのかなど描き手の心理を考察する楽しさが加わったのがプラス要素(やや力技感があるのはご愛嬌)。ただ、回収していない伏線もある気がしていて、単なるフェイクなのか、あるいはこちらの見落としなのか、ほかの人の考察を知りたい。作中登場する「七篠レン心の日記」は実際にWeb上にもあって、画像ソフトなどで例の絵の検証が可能!2022/10/24
bunmei
653
『変な家』の作家・雨穴作品第2弾。今回のテーマは、謎に包まれた『絵』。展開も内容も前作以上にミステリー小説としての面白みを増している。一見、特に問題も無い絵。しかし、よくよく見れば何かがおかしい。いったい何を訴えようとしているのか?そんな奇妙な9つの絵に秘められた謎を解き明かしていくミステリー。それらの絵に対する斬新な切り口と深読みを入り混ぜ、9枚の絵の謎が解けた時、オニバスと思っていたそれぞれの物語が、鮮やかに結びつていく。最初から布石を散りばめ、よく練られた構想となっており、再読したくなる一冊。 2022/10/27
yasunon
550
相性:★★★★☆ 抜粋:本当の悲しみに直面したとき、人は泣く気力さえ失ってしまうのだ。 所感:ほぇ~。よくこんな物語を作れるなぁと、夢中で読み進めてしまった。寝不足。『七篠レン 心の日記』でググると本書のブログが作りこまれており、序盤の謎解きが、より楽しめるかもしれない。著者の仕掛けたトリックにまんまとひっかかりながらも、点が線でつながったときには興奮。ドロドロと不気味な空気が漂っているのに、読後感は爽快で文句なし。2023/03/16